PROJECT STORY

プロジェクトストーリー

#05
「Fukuoka Growth Next」開発プロジェクト

プロフィール

  • 室井 信人 MUROI NOBUTO

    事業創造部所属 2014年新卒入社
    キャナルシティ博多事業部、
    ビル事業部を経て、2019年より現職。

  • 中村 るみ NAKAMURA RUMI

    事業創造部所属 2009年新卒入社
    保険事業部、開発事業本部、
    キャナルシティ博多事業部、
    社長室新規事業プロジェクトチームを経て、
    2019年より現職。

  • 池田 貴信 IKEDA TAKANOBU

    事業創造部所属 2008年中途入社
    商業事業部にて
    リバーウォーク北九州やキャナルシティ博多を担当、
    その後、リーシング業務、社長室、
    グループ会社出向、開発事業本部を経て、
    2017年より現職。
    Fukuoka Growth Next運営委員会副事務局長

2017年4月12日に開設したFukuoka Growth Next(以下、FGN)は、
豊かな未来を創造するアイデアを持ったスタートアップを支援する福岡市の官民共働型の施設です。
創業支援に特化した環境で様々なアイデアが交換され、形となり、
世界をより希望と期待に溢れたものに発展させることを目指しています。

プロジェクト発足の目的と背景を教えてください。

池田 福岡のスタートアップ企業、ユニコーン企業の卵を育てていくことが私たちのミッションです。起業したい人や成長していきたい企業のサポートを行政と民間企業で共同して行っています。そもそもは2017年、支店経済からの脱却を目的とした「官民共働型のスタートアップ支援施設の運営」という福岡市の公募に提案を行い採択して頂いたことがきっかけとなっています。その後、2019年のリニューアルオープンでは要望の高かった投資ファンド(FGN ABBALabファンド)の立ち上げや、スタートアップの成長支援のインキュベーションプログラム、地元企業の協業を核として更に成長を促進させるアクセラレーションプログラムを目玉施策として再スタートしています。

その中でみなさんはどのような
役割を果たしていますか?

池田 副事務局長として、施設の管理・運営を行っています。さくらインターネットさんとGMOペパボさん、福岡市さんと共同運営しており、各社への役割分担や、その全体の取りまとめ、調整を行っています。
中村 私は運営業務全般を担当しています。FGNの事業収支作成や毎月の支払業務、入居手続きや契約関連業務についても担当しています。
室井 東京のベンチャーキャピタルと共同で設立したFGN ABBALabファンドで、スタートアップ企業の資金調達の支援を行っています。ただ投資して終わりではなく、日常の経営面のフォローや、更なる事業拡大における資金確保の手助けを行うため、その他の投資先の紹介まで行っています。

一番苦労したことは何でしたか?

池田 行政機関である福岡市を始め複数の組織で立ち上げた事業でしたので、意思統一がむずかしかったですね。何をするにしてもみんな初めてのことばかり。まずは、みんながいいと思ったことにすぐに挑戦しようと決めました。例えば、有名な起業家をお呼びするイベントを何度も行いました。スタートアップの企業に刺激を受けてほしい、何か貢献したいと、みんなで前に前に進んでいく感はありました。また、その際にできなかったこと、足りなかったことは今の二期目に活かされています。
中村 私は、FGNの経理の仕組みをゼロからつくったことです。FGNは福岡地所としてではなく組合として運営を行っているので、自分たちで試行錯誤しました。施設立ち上げに携わる中で、レジはどれにしようか、時代的にもキャッシュレスのほうがいいかなど、ゼロから決めることが多く、自分自身がスタートアップにチャレンジしているような感覚もありましたね。これまでの事業部では未経験のことでしたので。
室井 僕は、ファンドの設立そのものですね。
池田 会社にもスタートアップ企業への投資を専門でやっている人なんていないもんね(笑)。
室井 ファンド設立の担当に任命されたときは、「なにから始めるんですかね」という状態で。他の社員も経験のない事業だったので、自分で全て勉強するしかなかったんです。資金調達はもちろん、出資と同時に会社を設立するケースもありますので、ファイナンスだけでなく会社の登記等手続きについても勉強しました。東京への勉強会へ出席したり、ベンチャーキャピタル関係の動画やブログを見漁ったりしましたね。
池田 二人とも社内では他の人がやっていないことを経験しているよね。

FGNができてから、福岡に変化はありましたか?

池田 設立した2年前は、僕自身スタートアップという言葉も知らなかったくらいです。会社全体としても意識していなかったんじゃないかと。FGNがあることで、以前より福岡のIT企業やスタートアップ企業の注目度は高くなっていると感じます。
室井 そうですよね。FGNができてからスタートアップ熱が広がったことで最先端のテクノロジーを駆使するスタートアップ企業が増え、若い人材が才能を発揮できる場所も増えてきたんじゃないかと。
中村 福岡の変化とまでは言い切れないのですが、スタートアップの企業にとって、FGNは理想的な場所になってきていますよね。いわゆる日本の一般的なコワーキングスペースは作業に集中できることが大事にされていますが、ここでは企業と企業が交流していくことが特徴です。例えば、エンジニアの人がなにかプロダクトを完成させたとして、PRしたいと思ったら入居しているデザイナーさんに相談したり、スタートアップカフェで知的財産の権利関係や契約の法律相談ができたり、室井くんやスポンサーさんに資金調達の相談もできたり。企業と企業の化学反応が起きやすい場所と言えると思います。

やりがいを感じた瞬間は?

池田 FGNにいる人たちは、人生をかけて起業している人たち。無責任なことは言えないし、厳しいことも言わないといけない。彼らの人生を背負っているとも言えます。担任の先生じゃないですけど、いい距離感の関係性です。ここで起業した企業、成長した企業が卒業していくときは、嬉しいですね。
中村 入居企業が資金調達できたとかローンチ※できたとか、そういう話を聞くと、素直にすごい!と思いますね。子供の成長を見る、みたいな感覚に近いかもしれません。
※新しい商品やサービスを世の中に送り出すこと
池田 起業当初から見守ってきた企業さんから、「数千万円、資金調達できました!」と聞くと若い人のエネルギーを感じるよね。実際に資金調達に関わる室井くんはもっと嬉しいんじゃないかな。
室井 そうですね。資金周りの相談だけじゃなく、雑談したり、飲みにいったりするので、仕事を超えた仲になった企業さんと一緒に仕事できているのが楽しいですね。

FGNにおける福岡地所らしさを教えてください。

室井 福岡をエキサイティングに、と掲げているように、オフィスビル・商業施設などの開発事業に留まらず、新たな取り組みであるFGNを通じて福岡に盛り上がりやワクワク感、期待感がつくれていると感じていますね。福岡のおもしろいものが今後、次々と福岡地所から生まれていくんだろうなと思います。
池田 そうですね。新しい街をつくっていくのは、新しい企業。福岡をシアトルやシリコンバレーみたいな企業が集まる街にしていく。そんな「新しい街づくりの在り方」に挑戦するのが福岡地所らしさですね。
中村 ハード面も提供できることは福岡地所らしい価値だと思います。FGNは廃校舎を活用していますが、元々あった教室と廊下の壁を取っ払った斬新なデザインのスペースもあるんです。おしゃれな場所を提供することで入居企業へのワクワク感がつくれるのも、当社らしいところかなと。ハードとソフトの両方から、この街をクリエイティブでエネルギッシュにできるのが強みだと思いますね。

今後の目標を教えてください!

室井 僕の仕事は、ただ投資するだけでなく、お手伝いしている企業さんが上場するまでサポートし続けること。会社と株主、という関係よりも、スタートアップのチームの一員として、一緒に進んでいる感覚です。
中村 FGNの目標は、ユニコーンの卵をつくるということですが、ユニコーン企業そのものがここから生まれる場所にしていきたいです。そして、卒業したユニコーンやユニコーンの卵たちが、FGNの入居者のメンターとして帰ってくるような、そんな施設にしていきたいです。
池田 この部署は去年できたばっかりなので、社員が働きたくなる部署に、憧れる部署にしていきたいです(笑)。立ち上げから運営まで業務の幅が広く、また経営者の方と直接話すことができるので、経営マインドを持った社員に集まってもらいたい。「福岡地所といえば、FGN」となるくらい事業の魅力や価値をこれからもつくりたいですね。

※物件の写真はイメージです。
※すべて取材当時の情報です。

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